物置の設置を業者に頼まず格安で自分で設置する方法【DIY】

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念願のマイホームを建てて約1カ月が経過。

家の整理も徐々に終わってきましたが、アウトドア好きである私のキャンプ用品や、バイク用品などの収納に困っていたため、裏庭に物置を設置することにしました。

調べたところしっかりと地面の水平を取って、固定しないと台風や風の強い時に倒れてしまう可能性があるとの事でした。

マイホームを建てた際にお願いした外構屋さんに物置と設置費用を見積りしてもらったところ、3.4万は最低でもかかりますと言われてしまい、物置の本体代金を含めると10万円を超えてしまう見積もりになってしまいました。

マイホームに外構に家具、家電にと予算を使い切ってしまっていたので、自分で物置を設置してみることに。

結果から言えば「完璧ではないけれど、それなりにできた」結果にはなったので、予算がなく業者に頼めない方や、自分で挑戦してみたい方に参考になれば幸いです。

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素人が物置を自分で設置してみた結果

ネットやYoutubeで様々な動画を参考にしながら、物置を自分一人で設置してみた結果が下記の画像です。

正直なところ素人なので正解が分からないのですが、見た感じは真っすぐ設置できていますし、地面との固定も加する事でできました。

この記事は設置から1カ月程度経ってから書いていますが、今の所、特に問題はないので自分では上手くいったのではないかと思っています。

なので安全性を考えた上で、やり方を共有しても問題ないと判断しましたので、準備するものや使用した物置や道具などを紹介していこうと思います。

物置設置をDIYするために必要な物・使用した物

購入したものから、自分で持っていたもの、すべてを紹介していきます。

購入したもの

グリーンライフ 物置 収納庫 HS-162

我が家の場合は設置スペース近くにエアコンの室外機が配置されているので大きな物置は設置することができないので、このサイズになりました。

コンクリートブロック

地面が人工芝なので、物置を水平に整えるための土台として購入しました。

高さは6cmの物です。ネットでも買えますが、僕は近くのホームセンターで購入しました。

4つ購入して1個あたり数百円だったと思います。

インスタントモルタル

地面とコンクリートブロックを接着するために購入しました。

コンクリートブロック1個あたり1kg使用したので、4~5kgは最低必要です。

設置する地面の状況などで変わりますが、人によってはしっかりと周りから固めたいという人もいるかと思いますので、その場合は値段もそこまで変わらないので10kg以上を購入してもいいと思います。

使い切りたいという事であれば5kg前後のもので大丈夫です。

モルタルは水と混ぜて使用しますが、混ぜるための容器や棒などは使い捨てなので、僕は家にある不要な物を使用しました。

L字金具

物置が風などで倒れないように地面と固定する為に使用します。

私の家の場合は、後ろの家と隣の家の境界の角に設置したのですが、境界がコンクリートになっているので、コンクリート部分と物置をL字金具で固定しました。

周りにコンクリートが無い場合は、物置を置くためのコンクリートブロックに固定すると良いでしょう。

コンクリ―トビス

L字金具をコンクリート部分に固定するためのビスです。

ビスの太さは太すぎるとコンクリートにヒビや割れが出る可能性があると思ったので、細めの下穴径3.4mmを使用しました。

数本しか使用しませんので、安い本数の少ない物でいいと思います。

持っていて使用した物

RYOBI 電動インパクト

仕事で使っていた時期があり、持っていましたのでコンクリートと物置に穴あけする際に使用しました。

あまり使う機会はないですが、持っておくといざという時に使えるので持っておくととても便利です。

仕事で使うような高額な物まで購入する必要はないので、中華製以外のメーカー物を購入しましょう。

おすすめはRYOBI製(現在の京セラ)です。

安ければ本体だけなら5000円~10,000円で購入できます。

使用するにはバッテリーが必要で別売りなので注意してください。

作業場の近くに電源が確保できそうなら100Vのコンセント式でもいいと思います。

コンクリートドリル

L字金具をコンクリート部分に固定する為の穴あけに使用します。

コンクリ―トビスとドリルの径は合わせないと、途中でビスが折れたり、しっかり留まりませんのでご注意ください。

ドリルビット

物置に穴をあける際に使用します。

電動インパクト用です。

ステップドリル

L字金具で物置とコンクリートを固定する際に、物置には穴が開いていないのでまずは穴をあける必要があります。(写真一番左以外であける)

その後、穴の径を大きくするためにステップドリル(写真一番左)を使用します。

物置設置手順

物置設置にあたり下準備からスタートします。

コンクリートブロックを仮置きして位置決め

まずは物置のサイズに合わせて、コンクリートブロックを仮置きします。

物置も仮置きしてみて、位置決めするのが正確でしょう。

我が家の場合は地面に人工芝を敷いていたので、コンクリートの位置に合わせてカッターでカットしました。

ある程度ここで、4つのコンクリートブロックが水平になる様に下土を掘ったり、盛ったり下地を整えましょう。

モルタルを作る

コンクリートブロックを地面に固定するためにモルタルを作ります。

インスタントモルタル1kgにつき水は180ccが目安になり、コンクリートブロック1個に対して使う量になります。

測り方は、容器を計量器に乗せて0g(グラム)表示にした後にモルタルを1000g(1kg)入れて、その後に水を180cc(180g)入れます。合計で1180gになればOKです。

その後は棒などを使用して混ぜてモルタルを作っていきましょう。

私は使わないプラスドライバーと、コンビニのスプーンで混ぜました。

コンクリートブロックの設置をする

モルタルができたら、コンクリートブロックをまずは1つ設置していきます。

モルタルはすぐに乾くわけではないので後で調整も可能ですが、1個目のコンクリートブロックがベースとなってくるので一番よさげな位置から設置します。

コンクリートブロックを置く地面にモルタルを置いて、その上からブロックを置けばOKです。

物置を置いて見えなくなるので、しっかり固定する意味でもモルタルをたくさん塗りました。

手前と、右側面はモルタルがはみ出てくると見栄えが悪いので、綺麗に仕上げ、そのほかの部分はびっしりと塗ってあります。

コンクリートブロックの水平をとる

本来であれば誤差が無いように糸を使って水平を取るのが理想ですが、そこまでするのも道具もなくやり方も分からないので、コンクリートをまたぐように水平器を使用して斜めになっていないかなど確認します。

と、ここで手元にあった水平器が見当たらなくなってしまい困っていたら、iphoneに「水準器」という機能があることを知りそれを使ってみることにしました。

iphoneケースをはめている状態なので、外した方が良いのかと思い外した状態でも試してみましたが、数値に誤差はなかったため形の変わったケースじゃない限り外さなくて大丈夫そうです。

上記画像の様に、ブロック同士をまたいで水平を測ったり、

ブロック単体で測って水平を測っていきます。

意外と正確に測る事ができて、本物の水平器の様に見やすく使いやすいので水平器を持っていない人はスマホの水平器機能を使うのがおすすめです。

モルタルの量が多かった場合は取り除いたり、地面の整地が甘かった場合は一度モルタルを取り除いて直してみたりと作業して、iphoneの水平器機能で全ブロックの数値が0°になる様に調整しました。

丸1日ブロック下のモルタル乾かす

1日放置してモルタルが固まるのを待ちます。

すぐに物置を乗せたりすると、物置に乾いていないモルタルが付いてしまったり、重みで一部が沈んでしまったりと水平を取った意味が無くなってしまうので気を付けましょう。

翌日が雨の場合はブルーシートなどで雨に濡れないように事前に準備しておくのがベストです。

物置を組み立てて、位置決め・設置

モルタルが乾いたら、物置を組み立てて上の乗せてみます。

事前に位置決めはしているので、角を合わせて乗せるだけで問題ありませんでした。

側面を見てもパッと見、真っすぐで水平がとれている感じがしますね!仕上がりもきれいです。

正面から見た感じも悪くはないですが、ブロックをコンクリートに接着するため、左手前ブロックの上部にモルタルを塗って凸凹が無いか確認を怠った結果、左側に少し隙間ができてしまいました。

それが無ければビシッと真っすぐ乗せれていたと思います。

少し削って見たところ、見た感じは斜めになっている感じもなく、綺麗に設置できている感じでした。

L字金具で物置と地面を固定する

最後にコンクリート部分と物置を固定するためにL字金具を使います。

物置自体に穴をあける必要があるので、ドリルビットを使用してL字金具の穴に合わせてあけていきます。

まずは細いドリルビットで小さい穴をあけてから、ステップドリルで穴を大きくしていくのがおすすめです。

ある程度あいたら、ステップドリルでもんで穴を大きくしていきます。

同時に、コンクリート側にもコンクリートドリルで事前に穴をあけてからコンクリ―トビスでL字金具を固定します。

最終的にはこの様に固定しました。

ねじやナットは工具箱の中に余っていたものがあったので適当に使用しました。

この物置の穴をあけた部分の鉄板は薄いので、少し心配な部分もありますが、手で揺らしてみたりしても全然動かなかったので、よっぽどのことが無い限り大丈夫でしょう。

今回私の土地の場合は、2面にコンクリートがあったのでそこに固定しましたが無い場合は、ブロック自体に平型金具などを使用して固定する形になると思います。

物置設置完了

なんとか業者の手を借りる事なく自分の力だけで設置ができました。

実は、外構業者さんに設置だけお願いしたら物置とセットじゃないと金額が高くなるとの事で、予算がなく自分でやるしかなかったのです…。

カー用品店やガソリンスタンドでネットで買ったタイヤを持ち込んで取り付けてもらう際に高くなってしまうのと一緒ですね。

たしかに業者からしてみればどこで買ったのかわからない物置を設置したくないです。

頑張ったかいもあって洗車グッズや、脚立、キャンプ用品など収納することができるようになりました!

設置から約1カ月経っての状況

もしかしたら雨の影響など、地面の沈みで物置の水平がとれていない場合もあるかもしれないので、物置の上面にiphoneの水平器で測ってみたら0°表示されたので問題なしでした。

個人的には少し自信が無くてこのサイズの物置にしたのですが、もう少し大きい物置でも良かったかなと思ったりもしましたが、DIYは欲を出さないことが大事です。

欲を出すと失敗します(笑)

まとめ

今回、私が設置したグリーンライフの物置はそれほど大きいサイズではないので一人で作業できましたが、これよりも大きいサイズの設置を考えている場合はできるだけ2人で作業する方が効率も良いし、安全性も高いと感じました。

DIYしてみたいけど工具を持っていない方は、今後何かに使える可能性もありますし、それほど金額も高い物ではないので購入して業者に頼まず、自分で設置してみるのも良いかと思います。

工具代は電動インパクトだけ少し高いだけで数千円で済みますし、実はインパクト代を含めても外構業者よりかは安いです。

なので考え方としては…

・DIYスキルアップや今後何かあった時に使える工具を持てるメリットに価値を感じる人は自分で物置から選んで設置
・めんどくさいからやりたくない!という人は、すべて外構業者に任せる

この2択かなと思います。

私自身もほぼ素人のようなものなので初めてやる作業だったので、少し疲れましたが達成感はありました。

また工具がある程度揃ってきたので、コレほしい!となった時などにすぐに動けるのがDIYの醍醐味でしょうか。

意外とやってみると仕上がりのクオリティは別として、それほど難しい作業ではないのでDIY初心者の人でも挑戦できると思います。

是非挑戦してみたください!

設置した物置はこちら

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